いっとき騒いでいたパンでミックはどこへ行ったのか?▼14世紀、ヨーロッパ人口の3分の1にあたる3千万近くの人びとを死に至らしめたペストの原因は、悪魔の手先だとして猫を殺してしまったためにネズミがはびこったから、といわれている。が、原因はそれだけではなさそう。▼当時の欧州には下水施設が完備されておらず、糞尿も路上に捨てられていたり、雨も降らないから風呂にも入らない(だから香水が発達した)というほど非衛生的だったからだともいわれている。▼さらに多神教徒であった先住民族のケルト人は「森の精」を信ずるがゆえに森をたいせつにしていたらしい。そのため西アジアから入ってきたといわれるネズミも森に住む動物たちに捕食され、結果的に病原菌は欧州内に運び込まれなかったとか。しかし、一神教徒であるキリスト教の勢力拡大に伴い、ケルト人は駆逐され、森への畏敬の念もないキリスト教徒によって森は伐採されエネルギーに変えられた。やがて天敵の捕食動物も森には少なくなりネズミがどっと中世ヨーロッパに入り込んだ・・・・・・ご存知の中世のペスト大流行のてん末だ。▼しかし残りの3分の2にあたる人たちは生き延びた・・・ワクチンもなしに。ペストによって命を奪われた人と、死を免れた人の差はなんだったのだろう。運だけ?いやいや。その差は、結局【抵抗力だ。免疫力だ】・・・となにかの医学関連の本でずいぶん前に読んだことがあるのをふと想い出した。▼ここに教訓があります。励行すべきは、うがい・手洗い・そしていつもよりいくぶん多目のノニ、でしょう。ぼくはそう信じます。▼うれしい話をひとつ・・・最近ノニを飲み始めた友人から電話。『おい、オドロイタヨ。飲んで2日目でここ2週間悩ましかった帯状疱疹が消えたよ』。あらまぁ!こっちこそオドロイタ。了